Videographer’s blog

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ビデオカメラマンがアイテムや小技をそっと教えます。

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EOSはこれを選ぶ!

EOSは写真機として選ぶか?

動画機として使うのか?で選択が全く変わります。

自分の大好きなEOS7D・・・は2009年発売ともう10年落ちのカメラであります。

同時期に出たEOSにはEOS60D、EOS-1D Mark IVがあり

両機とも何台も購入し使っていたカメラです。

この当時はカメラと言えば写真機でありまして7D、EOS60D、EOS-1D Mark IV

動画はおまけの様な機能でした。

それは撮影素子がAPS-CやHだったからです。

上記機種よりも前の2008年に登場したEOS 5D Mark IIが

まだ数少なかったフルサイズとして、そしてかなりの廉価価格でしたし

EOSムービーの丸で写真がそのまま動く動画画質に驚愕したものです。

実際にCMや映画などの現場で使用されイメージは完全に超高画質動画機として確立しました。

EOS 5D Mark II以降はカメラメーカー各社とも写真機よりもビデオ機能をアピールし

EOSも動画機材としての進化を遂げてきました。

 

EOS7Dも動画は撮れますがMFが前提でフルサイズのEOS 5D Mark IIに比べて評価は低く

逆にAPS-C素子の高感度のノイズがクローズアップされてマイナスイメージが強くなってしまいました。

実際・・7Dの動画のノイズは暗所では酷く、自分も動画機として購入した

初代7Dは半年程で売却してしまいました。

そして9年が経って再び写真機として弐号機、参号機と立て続けに7Dを持つ事となりました。

今日日LR等現像ソフトの性能が上り7Dの苦手な高感度フォトも現像でノイズ低減が出来る様になり

写真は1800万画素とほぼ業務には問題ないサイズですし

100%視野率や堅固なボディ・・そして連写性能とAF精度の高さ。

7Dは出た当時よりも評価が上がる機種となりました。

現在でも通用する写真性能です。

 

写真機としては画素数が1600万画素を超えて視野率が100%近い機種であれば

10年落ちでも十分に使用可能です。

その点も加味しますとEOS50D以降の二桁・一桁機であれば十分以上にセレクト対象です。

ISO感度は流石に6400上限だと厳しいかもしれませんのでその点は要注意です)

 

しかし・・動画機としてはAFが使えか否か?でここが一つの大きな線引きとなるかと思います。

お勧めはEOS70D以降です。

2013年に登場した70Dは革新的なAF技術として今でも主流となっています

デュアルピクセルCMOS AFを初めて搭載した機体で

AF性能がビデオカメラ同等に機能する画期的なDSLRです。

動画メインの皆さんはEOS70D以降を選ばれれば長く愛用出来ると思います。

 

自分はカメラ本体は上記の通りで写真機、動画機で分けて考えて

ある基準意向であれば・・業務に関してそんなに大きな差はないと考えています。

新型を高い金額で買うのもありですが

それ以上に照明なり三脚なり、スタビライザーやレンズに投資した方が

将来的にはプラスになると思うのです。

EOS70D

デュアルピクセルCMOS AF