Videographer’s blog

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ビデオカメラマンがアイテムや小技をそっと教えます。

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18%グレーの追加です

amazonの書き込みを拝見しますと・・18%グレーでもどうもある種の中華製品では

プリセットすると肌が赤みを帯びるなど正確ではないものもある様です。

ちなみに自分はKenko製のこちらの商品になります。

 https://www.amazon.co.jp/dp/B07BKF5NLQ/ref=twister_B07PN4KC71?_encoding=UTF8&psc=1

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Kenko 18%グレー

自然な肌色になりますので特に問題は感じません。

もちろん綺麗にレフ同様に畳めまして皺も寄りませんので安心です。

唯一の弱点はセンターマーカー等ないのでプリセット時あまり近づきますと

AFが合わなくなりますのでAFロックしたい場合には

黒のフレームでAFロックしてピント固定してプリセットされると良いかと思います。

 

そして明日は待ちに待ったNANAちゃんの新作撮影です。

速報はFB、Twitterにアップするかと思います。

https://twitter.com/kenkugenuma

チェックお願い致します!

model:NANA

明日新作撮影です。

 

W/B・・18%グレーと白では変わる???

前から気になっていた事に

W/Bを白(コピー用紙・スタッフのTシャツやワイシャツ等)でプリセットを掛けるのと

18&グレーでプリセットする・・それとオートW/Bでは如何か??

4Kやハイスピード撮影をしますILCE-6300で試してみました。

厳密なものではありません。

それは一応お断りしまして・・状況は朝の8時、外は薄曇り。

北側の部屋でして向かって右側に窓、そして蛍光灯を点けた状態で

1.オートW/B

2.白

3.18%グレー

となります。

撮影モードはマニュアルでJPEGの撮って出しの無加工です。

では早速見てみましょう。

 

1.オートW/B

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1.オートW/B

2.白

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2.白

3.18%グレー

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3.18%グレー

どうでしょう?

ぱっと見た目・・全く差が分からないのですが

良く見ますと下の段の真ん中、左から三番目の薄いグレー。

これを見比べてみますと少し差がある様に感じられますがどうでしょう??

今回、簡易実験ではありますが良くあるミックス光源でも

目を凝らして見ない事には差があるのかも分からない位に今のオートW/Bが優秀と考えるべきなのかと思います。

ただし後でRawで追い込みたい方々はやはり白等でプリセットを掛けてW/Bを固定した方が現像はし易いかもしれません。

 

しかし・・こんなに差がないとは意外でした。

W/B・・・調整前後

実際にW/Bをプリセットのままで撮影したものと3枚カードを使って補正したものをアップしてみました。

 

model : NANA

プリセットから書き出したもの

model : NANA

3枚カードを使って補正したもの

18%グレーでのプリセットでも行けない事はないですが

3枚カードを使用した方のが見た感じに近い自然な様な気がします。

これが色味がもっと凄い場所で使用しますと効果も判り易いです。

またサンプルの良いのがあれば試したいと思います。

W/Bの続き・・

緑被りの説明の中で緑から離れる等で対応としましたが現実はそうは行きませんよね。

どうしても綺麗な緑と一緒に撮りたくなります。

そんな時には是非アイテムを使用しましょう。

18%グレーカードや白黒グレーの三枚カード。

詳しく18%グレーの説明はWEBに沢山ありますのでここでは省きますが

W/Bオートでフォト撮影する。

その前にW/Bで悩みそうだな!と感じたら18%グレーでプリセットします。

しかし位置がズレれば必ずW/Bもズレて来ますので

その時の補正用として三枚セットのカードも一緒に写して置けば

後処理でかなり的確に補正可能です。

18%グレーでセットした後は・・例えばモデルさんに3枚カードを忍ばせて頂き

位置が変わったファーストカットに取り出して撮影させて頂くと良いかと思います。

お値段は18%グレーは1000円程度からありますのでご自分の環境に合わせて購入されれば良いかと思います。

自分はKenko製の折り畳みのレフタイプを常時持参しています。

www.amazon.co.jp

三枚のカードはこちらです。

www.amazon.co.jp

例はホテルの室内で使用したものですが

外光や間接照明、ストロボ、LEDなどミックス光源になっていて厄介そうな所で

モデルさんがお着換え中などの時に事前に数か所で撮影しておきます。

W/Bオードで撮ったパターンですが

見た感じでもこんなに色味が変わっているのがお判り頂けるかと思います。

またカメラメーカーさんによってはW/Bをオートで使った方が肌色がクリアに綺麗に表現出来るカメラもありますので

色々な方法を試して頂きたいです。

 

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設定 W/Bオート

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設定 W/Bオート

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設定 W/Bオート

これらのアイテムを使えばW/Bの悩みは大分解決出来ると思います。

 

して次回はフォトに続いてビデオ撮影でのW/B設定について見ていきたいと思います。

緑被り

今の時期は新緑も綺麗で公園や渓流などの森は緑の木々で一杯でそれは美しいです。

まさにシャッターチャンスです。

自分もどうしてもこの時期はモデルさんとの撮影はスタジオよりも自然を求めて屋外撮影が増えて参ります。

しかし・・・綺麗な緑には厄介な事案が付いてくるのも事実です。

それは表題の緑被り。

これは木々や葉の緑がモデルさんのお肌色や衣装にも影響して緑色に染まってしまうのです。

フィルム時代にはグリーンエーハンサーと言う緑除去のフィルターが存在していましたが

今ではデジタル撮影でカラーフィルターではなくW/BやRaw現像での対処となって来ます。

ただ肌に乗った緑被りはそう簡単に除去出来ない面倒な存在です。

model : NANA

W/B撮ったまま

model : NANA

撮ってW/Bのみ現像処理

緑被りを防ぐにはJPEG撮って出しでは対処出来ないので、必ずRaw撮影が望ましいです。

それと緑被りを防ぐ手段は・・単純ですが緑の下とか多い場所は避けて撮るか?

暗い場所ではストロボなどの照明で色コントロールをするなど

現像前にも出来る事がありますので自分も十分に注意して撮影したいと思います。

 

model : NANA

夏は良いですね!!

 

高感度特性が上がりますと・・・

カメラ本体を替えても画は変わらない・・と書きましたが

一点だけ追記しなければならないのは「高感度」です。

ISOがノイズレスで高い設定まで使用可能であれば画は変わります。

それは普通ですと暗ければどうしても外部照明・・特にグリップオンストロボや

ジェネ・モノブロック等を使用しなければなりません。

それが不必要になるのです。

それと出力不足でしたLED照明を効果的に使える様になるのです。

ミラーレスで撮影前に液晶や液晶ビューファインダーで仕上がり同等な画を確認して撮れると言う写真革命が起きましたが

ストロボを使用した段階でその利点もスポイルされてしまうのです。

光って撮った後でなければ確認出来ないからです。

 

しかしLED照明になれば正にミラーレスと一体となって照明効果まで確認しつつ

カラーフィルター効果までもが容易に出来る様になります。

自分はカメラマンですが・・ブログの名の通りビデオグラファーでありますので

ストロボの他多数のLED照明を持っております。

そんな今の照明の在り方は・・LEDで先の通り仕上がりを確認し

補助的に光量の不足する点をストロボを使用するパターンに落ち着きました。

これだとGODOXのAD360や200を持参せずともV850系が2つもあれば十分です。

それとリチウムの性能も上がり以前はLEDもAC/DC電源が入用でしたが

今日日、内臓のリチウムだけで半日の撮影には対応出来ます。

それらを二系統持ち交互に使用したり補助で同時に使うなど工夫をすれば

一日の撮影にも対応可能です。

 

ミラーレス+高感度+LED・・これこそが令和の写真システムだと心得ています。

もう一点・・良くカメラのアクセサリーシューにアクションカムやiPhoneを載せて

写真と同時にビデオ撮影もしていますがストロボ撮影だとビデオは照明なしの暗いままですが

LEDであればビデオも明るく綺麗に撮れると両得であります(^^)/

 

model : NANA

ストロボとLEDのハイブリッド撮影

 

model : NANA

ストロボとLEDのハイブリッド撮影

 

GITZOの重い三脚もお勧め!!

カーボンとかの軽量三脚ではなく

中野のフジヤさんとかで売っているオールドGTZOの傷だらけの三脚。

もちろん金属製で小型でも重い奴が自分はお勧めです。

 

何でかと申しますと・・スタジオとかではカーボンでも問題ないのですが

これが渓流や滝に漬けて使用しますと・・軽いと水量に負けて三脚が浮いたり流されたりしちゃうのです。

それとそんな場所で撮っていますと「熊出没注意!!」の看板が沢山あったり。

一人で撮ってますと本当に怖いです。

万が一の場合はその金属製のGITZOが身を守る杖となるのです。

電車移動だと重い三脚は大変ですが・・山に行く時には

是非とも頑張って重い金属製の三脚も同行させて下さいませ。

 

お写真はイメージをWEBからお借りしました。

 

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GITZO