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ズームレンズの大きなメリットに・・好みの画角帯が見つけられると言うのがあります。
良く言われるのが高倍率ズームは一番、広角側か?望遠側しか多用しないと言うものですが
考えてみますと単焦点レンズはそれは超広角や円周魚眼、更に超望遠までありますので
一々買って試していたら大変な事になってしまいます。
例えば28-200mmの高倍率ズームなら
28mm、35mm、50mm、85mm、105mm、135mm、200mmと主要な画角を網羅している訳です。
それを有効に使い一番好んで使う画角は何処なのか?探ってみては如何でしょう??
もちろんシチュエーションによっても違うとは思いますが
自分が撮っていて一番しっくり来るのは何処か?
知っておくのは非常に有利な事だと考えます。
自分の場合ですとビデオとフォトでは若干違うのですが
仕事で一番使う画角は50mmなんです。
ただしAPS-Cとフルサイズでは違います。
APS-Cでは35mmの単焦点がほぼ常用ですし、フルサイズでは28mmと85mmであります。
これはほほビデオもフォトも同様ですがフォトの場合、16mmすなわち24mmクラスも結構な頻度で使っています。
感覚的な好みもありましょう。
しかし得意な画角が分かっていれば結構強みになりますので
時間は掛かると思いますが是非調べてみて下さい。
調べ方は簡単です。
LRとか使われていれば画角域でソート出来ますので・・一番枚数が多いのが該当だと思われます。
こちらはフルサイズの28mmです。
こちらはAPS-Cの16mmですので24~26mm換算です。
動画でのインタビュー収録はほぼAPS-Cの35mmしか使わないです。
歪みもそんなにきつくはなく、緩やかなパースもありますし
人物は優しい画角だと考えています。
仕事に高倍率ズームは使えるか!?
使えます。
と言うか状況によってはレンズ交換もままならないで、近距離から遠距離まで網羅しなければならず
画角としては幅が広い方が滅茶助かる事あります。
そんな高倍率ズームの筆頭はEF28-300mm F3.5-5.6L IS USMと言う白レンズの弩級がありますが
重さが1670kgもありますのでボディやストロボと合わせますと3kgは簡単に越してしまいますので
長時間だと三脚が入用になってしまいます。
そこで自分は友人のビデオグラファーさんから嫁いで来ましたEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISを
使っています。
恐らくお高いレンズとの差は歪みや湾曲に思いっ切り表れていると思うのです。
EF-S18-200mm F3.5-5.6 ISも高倍率ズーム特有の癖が凄いのです。
ソフトウエア処理や水平など歪みを気にしない撮影法を持って対処するのが大切です。
出来れば建物や室内など水平や垂直の歪みが出てしまうシチュエーションより
自然やネイチャーなど歪みや湾曲が出ても気にならない場所で使用するのが良いと考えます。
後は弱点を補う機動性の良さを生かして開放ではなくズームの暗さを逆手に
絞って被写界深度を深くして撮る。
手振れ補正の存在も生きてきますね。
それとビヨ~んと伸びる鏡胴ですが広角側でROCKが掛かりますので
移動中はROCKした方が良いです。
結構伸びた状態で歩いてますとぶつける率は高いですし、何だかお恥ずかしいので
要注意です。
最後にオプションになるのかな?
レンズフードは雨やレンズ面保護も含めて購入し装着しましょう。
中華製も今は大分精度が上がり不自由はしないのですが
純正はフード内部に高級な植毛がされています。
太陽光反射防止には純正の方が効果が遥かに高いのでここは頑張って純正で参りましょう!!
因みに自分は純正の中古をamazonで購入しましたので、中華製とお値段はそんなに変わらなかったです。
纏めますと・・高倍率ズームはレンズ交換なしで撮影可能。
軽量でコンパクトで機動性が高い。
半面、歪みや湾曲が強く出ますので後処理や撮影法を研究して対処するのが吉。
単玉や高級ズームとは全く違うので、高倍率を生かす独自の撮影をすれば
十分にお仕事でも使えるレンズだと思います。
今更感満載のEOS 7D(^O^)
出撃前に並べてみました。
EOS1D系もそうですが軍艦部の丸々した所が
好きですね!